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【年末の贈り物】フィリピンの道徳政治：不平等、民主主義、都市部の貧困層
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Moral Politics in the Philippines: Inequality, Democracy and the Urban Poor
Wataru Kusaka
『フィリピンの道徳政治』では、マニラの都市部の貧困層の政治参加と言説について詳細な調査を行っています。 1986年にフェルディナンド・マルコスが追放された後、フィリピン社会は社会経済的路線に沿って分裂した。 教育を受けた中産階級は、自分たちを道徳的な市民であり政治参加者であると認識し始めたが、貧困層を不法に金を稼ぎ、腐敗した指導者を支持する不道徳な「大衆」として非難した。 逆に、貧しい人々は自分たちが道徳的に正しいと信じており、富裕層を傲慢な抑圧者として批判します。 日下渉は、過去数十年間の政治の道徳化の危険性を考察し、それが社会の大部分を排除し、最も資源を必要としている人々の利益を疎外することで民主主義に与えた悪影響を分析しています。
#日下渉 #本 #社会／政治・軍事 #日下_渉 #京都大学学術出版会
【概要】
本書はフィリピンにおける道徳的政治について探求し、都市貧困層の視点から不平等と民主主義の関係を考察しています。
【著者について】
Wataru Kusakaは、アジア研究の専門家であり、フィリピンの社会問題に関する深い洞察を提供しています。
【シリーズ情報】
本書は、京都大学のアジア研究センターによるシリーズの一部であり、アジアの社会的、政治的な問題に焦点を当てています。
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